瑠璃色雑貨店 星の舎

2025/07/15 15:33

三大流星群の一つで、多い時に1時間に60個以上の流星を観測することができます。

2025年のペルセウス流星群の出現期間は7月17日から8月24日となります。活動が活発になる、極大を迎えるのは8月13日AM5:00
朝5:00となると、この時期は薄明の時間となります。観測に最適な時間帯は前日の12日深夜から13日の未明となります。

観測しやすい時間帯は21:00~22:00 空全体を見渡すのがポイントです。
極大の時期は月明かりの影響がありますが、月明かりにも負けないくらい大きな流星が見つけられるかもしれません。
(20時前後に月が昇り始めます。)
明け方まで観測は可能です。時間を追うごとに放射点が高くなっていきますので、この時だけは夜更かしをして夜空の旅に出かけるのもいいかもしれませんね。
夏休みやお盆でお休みの方も多い頃ですので、夜はぜひ外に出て天体観測をお楽しみください。
動物や虫には十分注意してくださいね。


【星座物語】
ギリシャ神話に登場する勇士「ペルセウス」。
生まれてすぐに「自分の孫に殺される」と予言を受けた祖父:アクリシオスによって母親のダナエとともに箱に入れられ、海に流されます。
母子は優しい漁師に助けられ、平穏な日々を過ごしました。
しかし、その漁師がなくなると、漁師の弟で島の王であったポリュデュクテスが母:ダナエを妃に迎えたいと思うようになり息子のペルセウスが邪魔になりました。ペルセウスを亡き者にしようと考えた王は「メデューサの首を持ってこい!」とペルセウスに命じます。
メデューサは髪の毛が蛇でできた女性で、見たものを石に変えることのできる恐ろしい怪物でした。
しかし、ペルセウスは父:ゼウスがが遣わした心強い仲間とともに、見事メデューサを打ち取りました。
討伐の帰りに、化けクジラに襲われそうになったアンドロメダ姫を助けます。(クジラ座の物語)

メデューサの首を持ち帰えり、王の前に差し出すと王だけでなく、ペルセウスを嘲笑っていた人々はたちまち石化し、王の求婚から逃れるために身を隠していた母親を救うことができました。
ある時、円盤投げの競技に参加したペルセウス。手元が滑って一人の老人を死なせてしまいます。
その老人は、かつて「孫に殺される」と予言を受けていた祖父:アクリシオスであり、こっそりペルセウスの様子を見に来ていたのでした。残念なことに予言は成就してしまいました。

ペルセウスはメデューサ討伐の折に助けたアンドロメダと結婚し、末永く幸せに暮らしたといいます。


星座神話を要約していると、人間味のあふれる神々が多いなと感じます。
目に見えない、もしかしたら本当に存在したかもしれない神々のことを考えると、ますますこの世界が面白く愛おしく感じます。
神様もおっちょこちょいだったり、おバカなことをしたり、ぬけている部分もあると思うんです。
少し恥ずかしい思いをしたり、ちょっと迷惑をかけたり、穴に入りたいと思うことを経験したり、
いろいろなことを経験する私たちに寄り添ってくれる神様もいるんじゃないかと、謎の勇気が湧いてきます。
何か困ったことがあったり、不安なことがあったら、夜空を見上げて人間味あふれる神々がいたかもしれないことを思い出してみてください。
少しでも心が前に進むきっかけになれたら神様も嬉しいとおもいますよ。







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